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小児の救急

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小児は自分で危険から身をまもれず、抵抗力が弱く、苦痛などをうまく表現できない。病状の進行が早く、重篤な疾患が隠されていることが多い。医院の受付、待合室でも スタッフはこどもの重症なサインを見逃さないように気をつけています。

次の様な症状を示す場合は診察の順番を調節して医師ができるだけ早く処置等対応できるように心掛けていますので、スタッフに遠慮なく申し出てください。

呼吸不全状態
(ひどい息苦しさを訴える、肩で息をしている、また陥没呼吸をしている。)特に2-3ヶ月の赤ちゃんで百日咳や細気管支炎の場合、診察中に無呼吸状態になり酸素吸入をすることがあります。また、乳児期まわりにあるものをなんでも口に入れたがる時期があり、ピーナッツ、豆まきの豆、セルロイドの切れ端、風船などで呼吸困難になった患者さんの経験があります。

(例) ある日の午後。お母さんが一ヶ月の赤ちゃんの受診手続きをして待合室で座っている。育児に疲れたのか元気がないため受付スタッフが一緒に赤ちゃんをあやしてあげようと側に行く。大切に赤ちゃんを抱きしめているおかあさんの腕の隙間から顔をのぞくと赤ちゃんは顔色不良であえいでいる。あわてて、診察室に連れて行き酸素吸入施行となる。ちょうど外来が混雑していておかあさんは遠慮されたようです。また、初めてのお子さんで女の子はこんなにやさしく泣くんだと思っていたということです。
チアノーゼ
(顔色不良、口唇が紫色を示す)。主に呼吸困難に伴うものが多いのですがもともと心臓の病気を持っている方が風邪をこじらせたりすると心臓への負担が普段より増してチアノーゼがでることがあります。
意識障害
(声をかけても答えない、傾眠傾向を示し、身体をゆすっても動こうとしない。)いろいろな病気の悪化した状態でみられます。
喘息発作出現
(ゼーゼーが著明、陥没呼吸、顔色不良)。前日の夜から調子悪いことが多いと思います。夜間ひどくて朝来院した時は少し楽になっている時が多いです。しかし、朝になっても喘息発作が改善しない時がありこのときは重症型が多いので要注意と思います。
けいれん出現
(熱性けいれん、てんかんなど)。けいれん中はもちろんですが来院時にけいれんが止まっていても受付に必ず言ってください。順番に診察する時もけいれん予防の坐薬をとりあえず入れておくことが多いと思います。
明らかな脱水
(来院時嘔吐している。ぐったりして顔色が明らかに悪い)


上記の症状を認める時は家にいるなら速やかに医院を受診し、来院している方なら受付にお子さんの緊急性、心配な症状を申し出てください。

特に年齢では生後一ヶ月以内の新生児の発熱は重篤な疾患の可能性が高い為、炎症の度合を見る血液検査などを早めに行うことも大切と考えます。

当院では感染症の程度を判断する末梢血液検査一般(白血球、赤血球、血小板の数)、CRP(炎症の度合をみる検査)は院内で検査できます。また、脱水の程度を判断できる検尿検査、肺炎など風邪がこじれているかを見る胸部レントゲン検査も院内でできます。