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食物アレルギー(3) (12/09/11)

食物アレルギー(3)

誤って子供に除去食を食べさせてしまわなくても、子供が隣のお子さんの食べ物を誤って食べてしまうということもあります。わが子に限って大丈夫という思いを捨てて誤食はいつでも起こりうると想定して対応までしっかり理解しておくことが大切だというのが最近の食物アレルギーマニュアルの流れだと思います。

誤って食べてしまったときの対応例①
アレルゲンを含む食品を口に入れたときは口内の違和感を訴えたら、口から出し、口をすすがせる。 皮膚につけたときは触った手で目をこすらせないようにさせ、洗い流す。 目に入ったときは洗眼後ステロイド薬点眼を行う。皮膚の一部に発赤、じんましんが出現した時は、30分以内に症状の改善傾向が見られるときはそのまま様子を見ることができる。
誤って食べてしまったときの対応例②
症状が悪化するときは医療機関受診する。重篤な症状出現時は救急車搬送も選択肢と考える。症状悪化とは皮膚の発赤、じんましんが全身に拡大傾向がある。咳、声が出にくくなる。喘鳴、呼吸が苦しい。ぐったりする。意識レベルが低下する。吐く、腹痛などである。        
食事療法の基本的な考え方
*正しい原因アレルゲン診断を元に食品除去は必要最小限にとどめる。摂取可能な食品はできるだけ多くの種類を摂取させる。 *耐性獲得を目指し、症状を起こさせずに「食べる」ことが重要。
除去食療法の適応
*食物アレルギーが症状の原因となっており、食品除去が症状の消失、軽快に有効である場合 *食品除去により、食物アレルギー児と家族のQOLの改善が見られる場合
食事療法の基本
*適切なアレルゲン診断に基づく食事療法  「食べること」を目指した必要最小限の食品除去、調理による低アレルゲン化(卵の加熱など)、代替食摂取による栄養への配慮、低アレルゲン化食品(アレルギー用ミルクなど)の利用、薬物による食品除去の緩和、アレルゲン以外はバランスよく摂取、成長に伴う耐性獲得を念頭に置いた対応