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お知らせ

食物アレルギー(4) (12/09/11)

食物アレルギー(4)

食物除去を行ったら必ず解除を想定して経過を見ていくよう心がけています。過去にアナフィラキシーショックの既往があるのかどうか、アレルギー検査での結果の推移はどうか、お子さんと保護者の方の生活の質が損なわれていないかなど様々な要因を考えながら対応しております。

アレルゲン除去食の解除を考えるとき
*あるまとまった期間の症状の消失あるいは著明改善 *除去食の効果がみられないときは発想を変えて除去が必要でなくなった可能性も考える。 *意図しない負荷(誤食)で症状が誘発されなかったとき *社会的要因、たとえば保育園入園時の書類提出など。
鶏卵の特徴
*加熱することによりアレルゲン性が低下する。 *主要アレルゲン(オボアルブミン、オボムコイド)は卵白中に含まれる *卵黄はアレルゲン性は弱いが、料理に使う場合には卵白の混入が起こりやすい。 *加工食品に注意
卵除去の程度
①生卵②加熱不十分な卵料理(茶碗蒸し/オムレツ/半熟卵/プリン)③十分加熱した卵料理(固ゆで卵など)④衣として卵を使った料理⑤つなぎとして卵を使った料理 ⑥菓子・加工品中の卵
牛乳の特徴
牛乳中のカルシウムは他の食品中のカルシウムに比べ、吸収がよい。牛乳と牛肉には検査上は交叉抗原性があるが、加熱調理した牛肉で症状を起こすことはまれである。食品中の乳糖にはβ-ラクトグロブリンが混入していることが多いので「乳」と解釈する。
小麦の特徴
いったん即時型反応を起こすと、食べられるようになるまで時間がかかる傾向にあるが、多くは成長とともに耐性を獲得する。運動量の多い中学生・高校生の中には食べた後に運動するとアナフィラキシーを起こすことがある。アレルゲンが小麦だけということは少なく、卵や牛乳など複数の食品にアレルギーを伴うことが多い。加熱しても低アレルゲン化されにくいが、発酵させるとアレルゲン性がほとんどなくなる。ライ麦、大麦、オート麦などは交叉抗原性がある。