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お知らせ

おねしょについて (11/11/06)

おねしょについて

一般外来の途中でもよくおねしょについて相談されることがあります。

木田小児科医院においての具体的な指導は小学校に入ってから本人が気にするようになって治したいという気持ちがあれば可能です。投薬による治療は錠剤が飲めるようになれば同じく小学校へ入るころから可能です。

あせらず、おこらず、おこさずの3原則
どこの小児科に行かれてもまずこのようなアドバイスを受けると思います。 *あせらず  あせるなと言われても小学校へ入って毎日お子さんがおねしょをしているとこのままで大丈夫だろかとお母さんたちはあせります。  統計的に7歳のお子さんのうち10%、すなわち10人に1人は実はおねしょの経験があります。これが15歳になりますと1%以下になります。つまり統計的に自然経過の中で小学校から中学校にかけて90%以上の方が治るものだということです。  まずお母さんが「あせらず」にお子さんに対応してあげてください。 *おこらず  夜中におねしょしてしまうと、毎日お母さんはシーツやパジャマの洗たくで大変だと思います。ついつい、またかとお子さんを責めてしまうことがあると思います。お子さんもしたくてしているわけではありません。寝ているときのことなので仕方がないといえます。逆に寝る前にしないようにと緊張すると余計におねしょの期間が長引く可能性も出てきます。おこる前に一緒にどうしたら早く治るか考えましょう。 *おこさず  おねしょするお孫さんをおばあちゃんが夜中に起こして、ねぼけたままでトイレに連れてっておしっこをさせるというのは昔のドラマではよくある風景として描かれていました。  現在わかっていることは、おしっこを調節するホルモンは夜間良質の睡眠をとっている方がよく分泌するし、適正かしやすいということです。どこかに宿泊して、寝床を濡らしてはいけないという緊急時のみ夜間起こしてあげるというのが対応としては適当であるといえます。
おねしょの原因
おねしょの原因は大きくは2つ考えられます。 1)夜間にたくさんおしっこがでるため。(多尿型夜尿症)     2)膀胱が小さいためのおねしょ。(膀胱型夜尿症)
多尿型夜尿症の対策
*水分摂取コントロールは 子供の自主性にまかせて、無理のない範囲で行う *水分は午前中に充分とらせる。昼食の時も、水分は特別制限しない。 午後4時以降は、なるべく水分をとらないようにし、 夕食の時の水分は、お茶150ml程度にする。汁物は控え、特に牛乳、みそ汁、フルーツは控えめにする。 *風呂上がりにのどが渇く場合は、うがいをする。
膀胱型夜尿症の対策
*排尿抑制訓練  排尿を制限し、体重×7ml以上の尿(体重20kgなら140ml以上)を膀胱内にためる訓練をおこなう。具体的な方法は、一日一回、学校から帰宅後、尿を我慢して、膀胱内に最大限、尿をためる。これを繰り返していると、次第に膀胱に尿が多くたまるようになってくる。 何mlたまるか記録をつけておくとよい。 *腎疾患がある場合はこの訓練は絶対にしてはならないので、医師の指導のもとに行ってください。
薬物療法
*トフラニール    初期投与10-20mg、最大量は12歳未満で50mg、12歳以上で75mg *デスモプレシン点鼻薬    就寝前0.05-0.1ml使用 *林間学校、修学旅行に参加できるか心配で相談に来る方が多いです。 林間学校や修学旅行の間、寝る前に1回お薬を飲んで、学校の先生に夜中に一度起こしてもらうことで、とりあえず旅行期間中の夜尿を無くすることができます。夜中に起こしてもらうよう先生方にお願いする事になりますが、先生にお願いすることをいやがるお子さんもいますが、夜尿のお子さんは、6年生くらいでもだいたい1クラスに何人かいるので、恥ずかしくはありません。